最大酸素摂取量を測りたい
オンラインコミュニティで、GarminやPixel Watchのスマートウォッチで測れる最大酸素摂取量(VO2Max)の話を聞き、私はすぐに自分のガーミンを引っ張り出しました。私、持ってるじゃん!
イマイチ好きじゃないシリコン製のベルトも、交換すればいいらしい。時計の画面も大きすぎて、大会の時以外、日常生活ではほとんど使ってなかったのです。
ベルトを金属かナイロンに変えれば、もっと日常的に使いたくなるかも!そうすれば、VO2Maxもこまめにチェックするようになるのでは?
小さな「嫌い」を解消すれば、行動が変わるはずだと信じて、Amazonで新しいベルトを探し始めました。
30分の格闘と、AIからのアドバイス
時間をかけて選んだベルトが「手首150mm以上対応」と書いてあるのを見つけ、自分の手首を測ると、まさかの140mm。慌てて140mm対応のものを探しますが、多くは150mm以上で、サイズ表示がないものも多い。「なんか疲れてきた…」と落ち込みそうになりました。
それでも、「もうちょっとだけ、頑張ってみよう」と、サイズが不明な商品を3つピックアップして、販売店に問い合わせ。
ようやく届いたベルト。AIに聞きながら、自分で交換にチャレンジしましたが、どうも上手くいかない。できる気が全くしないんです。30分格闘したところで、AIに相談。「技術のある店舗の人に頼みましょう」と正直なアドバイス。
実店舗?ええーーー。めんどくさい。こんな田舎だし、ベルトも時計も持ち込みだし、嫌がられるんじゃないかな?
ええーーー。めんどくさい…。と思いましたが、もうひと踏ん張り。AIに探してもらい、Googleマップでチェック!
プロ意識と、心温まる善意の交流
Googleマップで見つけたお店には、ちゃんとホームページがあり、問い合わせフォームから連絡を入れたら、すぐに返信が来ました。
翌日、秋のいいお天気の中、軽いジョギングがてら、少し遠くお店へ。
30代くらいの若い男性店主さん。すぐに交換を試みてくれましたが、結果として、買ったベルトは、少し長すぎて私の手首には合わず、元のシリコンベルトに戻すことになりました。
「140mmでも大丈夫って、返事あったんだけどな…」と、ちょっとナーバスになりかけたとき。
店主さんが言いました。
「今回は、問題が解決しませんでしたので、料金は結構です。」
いやいや、問題解決しなかったのは、持ち込んだ商品のせいだし、時間も取らせたし、受け取ってほしいと頼みましたが、いえいえ、また今度、お越しくださいと。
プロ意識と、さりげない優しさに、私の心はほーーっこり。
お金では買えない「100倍の良い気分」をお持ち帰り
結局、目的だった「金属製のベルト」は手に入らず、ガーミンは「元のシリコン製」に戻りました。
物質的な結果は失敗。でも、私はこの日、お金では買えない100倍の「良い気分」をお持ち帰りできました。
秋のいい天気の中、気持ちよくジョギングできたこと。諦めずに、もうひと踏ん張りできたこと 。 そして、プロ意識と温かい心を持つ人との、一瞬の交流があったこと。
あったかい、ホクホクした気分で、一日を過ごせた私は、140mmでも大丈夫!と返事をしてきたお店のことは、すっかり忘れてしまいました(いや、こうして根に持っているのか??(笑))。
ちなみに、140mmの手首だと、ちょっと大きすぎて返品した時計は、こちら。

140mm対応のベルト、作ってほしい!
