「デフ・ヴォイス 法廷の通訳士」を読んで、未知の世界を知った話です。
デフ(Deaf)とは
英語で「耳が聞こえない」という意味です。デフ+オリンピックを合わせて、デフリンピックがあることを、今回、初めて知りました。
ちなみに、コーダ(CODA)とは「Children of Deaf Adults」の略で、聴力に障害のある親のもとで育った、健聴者の子どもを指します。
少し前に映画「コーダ あいのうた」でも話題になりました。
読んだ本は、こちら。Kindle Unlimited 対象です。
ろうあ者の方と働いた経験
以前、ろうあ者の非常勤職員と職場をともにすることがありました。直接、ろうあ者の方と接するのは初めてで、どんな風にコミュニケーションをとればいいのか?かなり戸惑っていたことを記憶しています。
そして、初めて直接、会話するとき(筆談)に、超!緊張しました。
「違うこと」に対する感情
私の中に何があったかというと、外国の方と一緒に仕事をするのと同じような感覚だったと思います。「自分とは違う」ところからスタートしているわけです。
異質なものを排除したい気持ちは、ほぼ自動的に持ってしまうものなんですね。
実際、この小説の中にも、日本手話、日本語対応手話では、まったく異なり、それぞれの手話を使う団体同士が衝突する場面がありました。
家庭や職場での異質感
人は、自分と同じ考え方、感じ方をする人が大好き。「分かるーーーー!!!」と、ビックリマークが2つも3つもつく世界が心地いい。それだって、本当に一緒かどうか分からないのですが、「一緒であること」で安心感を持ちます。
一方、話し合いをしても通じている感じがしない。話し合いが成立しない。
こういう時に、相手を排除したくなったり、警戒したくなります。私が、非常勤のろうあ者の方と、初めて接した時にとても緊張したように。
これは、全世界共通。人間なら誰しもが起こす反応なんですね。
コミュニケーションを工夫する
自分が「異質な相手」「分かり合うのに時間が掛かりそうな相手」と感じる方と、コミュニケーションをするときは、工夫が必要です。
基本は、相手のコミュニケーションスタイルに合わせるコト。
口数が少ない人だったら、話しやすい場所を選んでもらう。
早く結論を出したい上司には、結論から話す。
おっとりした人だったら、ゆっくりペースで話す。
コミュニケーションを学ぶと、こういう工夫ができるようになります。どんな工夫をすればいいか分からない時は、相手に聞いてみるという工夫もありえますね。
コミュニケーションを実践しよう
そうは言っても、一度じゃ上手く行きません。相手とすり合わせが必要なんですね。上手くいかない時は、「あなたとコミュニケーションをとって、〇〇したい。どんな風にしたら話しやすい?」と聞いてみて、それを取り入れて、PDCA。
あなたのコミュニケーションPDCAを教えてくださいね。
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